フランスより帰国いたしました。今回は、少人数による特別企画の旅です。
旅のハイライトのひとつは、ヴェルサイユ宮殿で夏の土曜日のみ開催される夜の噴水ショーと花火鑑賞でした。シャンパン片手に、広大なフランス式庭園のあちこちに配されたライトアップされた噴水を眺めながら、そぞろ歩きを満喫。ショーのフィナーレには、数々のオリンピック花火を手掛けるグループFによる華やかな花火が夜空を彩りました。

翌日は、最大のハイライトである王妃マリー・アントワネットのプライベート・アパートメントを、キュレーターの案内でじっくり見学しました。一般公開されている豪華絢爛な王妃の間とは趣が異なり、この私室は限られた人のみが足を踏み入れることを許された空間です。こぢんまりとした造りながら、随所に王妃のこだわりや好みが感じられ、部屋ごとに変わる花柄のファブリックも見どころのひとつ。さらに、マリー・アントワネットが身につけた手袋や首飾りも展示され、王妃の暮らしぶりを間近に感じられる貴重な特別見学となりました。