愉しむ旅 佐渡島 3日間
2019年6月1日 出発
梅雨入りの便りが南九州に届いたころ、沖縄についで大きい佐渡島を旅してきました。
佐渡、と聞いて朱鷺(トキ)や金山のほかに思い浮かべるものがある方は少ないのではないでしょうか。
実は佐渡は罪人の流刑の地としてだけでなく、配流として多くの文化人や順徳天皇さえも島流しをされた地であるため、古き政(まつりごと)と多くの知恵、そして自然が残された島です。
新潟港から高速船ジェットフォイルでわずか1時間、穏やかな海を眺めているとあっという間に到着。トキの森公園では繁殖が行われている様子や日本で最後まで生き残っていたトキをご覧いただきました。公園を出ると放鳥されたトキを田んぼに見ることができました。夜は神社で松明を灯しながら観る能、薪能(たきぎのう)を鑑賞。時の権力者に疎(うと)まれ佐渡へと流された能の大成者、世阿弥。その影響があり今では日本有数の能の島となりました。
また小木ではたらい舟に乗り、古き町並みを今に残す宿根木の町の散策、カンゾウの咲く景色や金山にて歴史と文化に触れるなど、3日間をたっぷりと満喫することができました。
皆さんも自然と多くの文化と歴史が今に息づく佐渡を是非訪れ、触れてみてください。
ツアーコンダクター 酒巻 洋志