日本には過去にキリスト教が禁じられている中でも、伝統的宗教や一般社会と共生しながら信仰を続け、「祈りの島」と呼ばれる地があります。
今回は昨年世界遺産にも登録された長崎五島列島を訪ねる旅。港からジェットフォイルに乗ること2時間。祈りの島、下五島へ。
夕食の始まりは無形民俗文化財にも指定されている「チャンココ踊り」をご覧いただいてから始まります。五島といえば海鮮がおいしいことでも知られていますが、島で育った五島牛や名物のハコフグなど、目でも舌でも楽しめるお料理をいただきました。
上五島では世界遺産に登録されている教会群をご覧いただくだけでなく、青方神社で五島神楽の鑑賞。目の前で繰り広げられる神楽は、演者の息使いとその迫力に圧倒されるような臨場感を感じました。
帰路、長崎市内ではローマ教皇の訪れる爆心地を車窓から眺め、平和記念公園や出島にも足を運びました。またサプライズで、ななつ星をデザインしたことで知られる水戸岡氏デザインの路面電車「みなと」を貸し切りにし、レトロな趣ある社内でのひと時をお過ごしいただきました。

長崎県五島列島。そこは古くから、いかなる時も信じることを諦めなかった、人々の思いが脈々と受け継がれる地でした。