カナダ・ブリティッシュコロンビア州の奥地、グレートベア・レインフォレストにある小さな村・クレムトゥの「スピリットベア・ロッジ」滞在の旅より戻りました。この地は先住民によって大切に守られてきた森と海が広がる、まさに“精霊の棲む森”で、深い緑と静かな入り江が織りなす景色は、絶景でした。
広大な自然をクルーズしながら多くの野生動物たちと出会うことができました。　森ではクロクマやヒグマ、海ではクジラやアシカたちがのびのびと暮らしており、まさに生命の王国でした。特に印象的だったのは、ザトウクジラのバブルネットフィーディング。　何頭ものクジラが息を合わせて泡の輪を作り、一斉に口を開けて魚を捕らえる迫力は息をのむほどで、それを何度も目の前で見られたのは幸運でした。　広大な森と静かなフィヨルド、そして先住民が守り続ける自然の中で出会った動物たちは、どれも特別な存在でした。スピリットベアには出会えませんでしたが、この森そのものが“スピリット”の象徴であることを強く感じました。　手つかずの自然と野生が息づくクレムトゥ。　大自然の中で過ごす時間は、心に残る体験となりました。
そして、今回はスピリットベア・ロッジ滞在に加えて、イエローナイフでオーロラ観賞を楽しんだグループもありました。澄んだ夜空に揺らめくオーロラは十分に美しく、空一面に舞う光のカーテンを見ることができ、異なる表情を見せるカナダの大自然をそれぞれの地で存分に感じる旅となりました。